若者のものづくり離れ,技能離れが見られる中,若者が進んで技能者を目指す環境の整備や産業の基礎となる高度な技能を有する技能者の育成等が課題となっています。
このため,若年技能者の人材育成,技能尊重気運の醸成等を図ることを目的とし,事業展開を実施します。
技能習得機会に恵まれにくい中小企業や工業高校等の若年技能者に対して豊かな知識,経験,熟練技能をもつ「ものづくりマイスター」を派遣し実技指導を実施しています。
ものづくり技能の紹介や多様な職種の実演・体験等を通じて,若年者に「ものづくり」に触れる機会を提供し,ものづくり現場における技能の重要性やものづくりの楽しさが実感できるような参加型イベントを開催しています
青年技能者の技能レベルを競う「技能五輪全国大会」へ広島県予選会等の成績優秀者を,1級技能士等が技を競う「技能グランプリ」へ広島県代表選手を,若年技能者の技能レベル日本一を競う「若年者ものづくり競技大会」へ協会からの推薦者を派遣し技能尊重気運の醸成を図ります。
技能五輪全国大会
技能五輪全国大会は,青年技能者(原則として23歳以下)の技能レベルの日本一を競うもので,次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに,技能の重要性をアピールするものです。
国際大会が開催される前の年の大会は,国際大会の派遣選手選考会を兼ねています。
技能グランプリ
技能グランプリは,熟練技能者が年齢に関係なく技能の日本一を競い合う大会で,出場する選手は,特級,1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士です。
若年者ものづくり競技大会
若年者ものづくり競技大会は,企業等に就職しておらず,職業能力開発施設,工業高等学校等において,技能を習得中(原則として20歳以下)の若年者を対象としており,若年者に目標を付与し,技能を向上させることにより若年者の就業促進を図り,併せて若年技能者の視野拡大を図るものです。